2011年7月13日

夏の風物詩、王位戦が開幕しました。
どんな戦型も指しこなす両者ですが、やはり本命は広瀬王位の振り飛車穴熊に羽生二冠の居飛車という対抗型。
と思ったらなんとまさかの相振り飛車で、途中までは少し前の竜王戦決勝トーナメント、橋本-羽生戦と同じ展開に。ただこの時は羽生二冠が後手を持っていたので、今回とは先後が逆になっています。
他の戦型に比べるとまだ研究が進んでおらず、力戦になりやすい相振り飛車ですが、あるいは羽生二冠の最近のテーマなのかもしれません。
本局は詰むや詰まざるやの終盤、王位が鋭く寄せきって138手で勝利。初防衛に向けて好スタートを切りました。
第二局以降も夏の暑さ以上に熱い勝負を期待したいと思います。