2015年10月26日

今日が最終局の第63期王座戦五番勝負は先手番の羽生王座が勝ち、23期目の防衛を決めました。
躍進の原動力となった挑戦者佐藤天彦八段の後手横歩取りを粉砕しての防衛で、羽生強しをあらためて印象づける戦いとなりました。
細かく歩を利かして龍の位置をずらしながら鮮やかに攻め駒をさばいていく手順は、なんというか見ていて鳥肌が立つような思いがしました。
王座奪取こそならなかった佐藤天彦八段ですが、今期A級順位戦はここまで無敗でトップの成績。次は名人戦での捲土重来を期待したいと思います。