2013年6月17日

■ 第24期女流王位戦、決着

第24期女流王位戦の最終局、途中までは後手甲斐挑戦者のゴキゲン中飛車に里見王位が丸山ワクチンで対抗するという、第一局と同じ進行に。
その将棋は先手の角打ちから端攻めの構想がうまく決まり里見王位の快勝だったのですが、今局は後手の甲斐挑戦者が新手を出して優勢に。王位も終盤追い上げましたが最後は甲斐さんの強靱な受けが上回り、3-2で二年ぶりの復位を決めました。
シリーズ通して見てもやはり里見王位の攻めに甲斐挑戦者の受けという構図が多かった気がします。女流棋士は攻めの棋風が多い中で、受け将棋の甲斐さんは独特ですね。今局も含め、その持ち味が十二分に発揮されたシリーズだったと思います。
あ、そういえば中継ブログで森内名人が「森内眼棋神」と謎の称号になってたのがちょっとツボでした。いやタイプミスだとは思うんですが、眼棋神。なんかすごそう。