王将戦第一局、挑戦者の佐藤康光九段が積極的な指しまわしで勝利を収めました。 いや積極的とかいうレベルじゃない気もしますが。57玉の顔面受けからなんともまとめづらそうな陣形を勝ちに繋げるあたりはさすが。 佐藤九段の将棋は形にとらわれない思い切りのいい指し手が魅力ですが、妥協のない強い踏み込みはそれを支える緻密な読みの裏付けがあるからこそなのだと思います。 あるいはキウイ連打もそういった読みに基づくものなのかもしれません。 次局以降もさらなる熱戦を期待したいと思います。